【はじめに】
双日食料の事業と価値
At First
双日食料とは・・・・
畜産原料から農水産原料、基礎原料、
食品までを幅広く扱う“食の総合商社”。
その総合性を基盤とし、食品の取り扱いだけでなく、
物流、品質管理、商品開発に関わる高い専門機能を有機的に結び付けること。
双日グループの食料分野の中核子会社として、
双日食料独自の価値を世界中に向けて、創造しています。
お客様が抱える課題の解決や生活者のニーズに対応する上で、
新たな価値を創造し、企業価値の更なる向上を目指して参ります。
CHAPTER_01
「SOFCO-2030-」で目指すビジネスモデル
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CHAPTER_02
さまざまな「食」の資源を世界から、そして世界へ
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CHAPTER_03
お客様のニーズに合わせて輸入開発 ―― 原料開発事業
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CHAPTER_04
北米産冷凍牛肉の3割を輸入 ビーフ事業
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CHAPTER_05
輸入原料の強みを活かして/ミートワンプロジェクト
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CHAPTER_06
大豆雑豆/果実加工品/乾果物の開発輸入 農産原料事業
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CHAPTER_07
ベルギー産原料用チョコレート販売のトップクラスのシェア
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CHAPTER_08
多彩な商品を幅広い産地から輸入―― ポーク事業
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CHAPTER_09
お客様の「こんな物があったらいいな」を開発販売―― 食品卸事業
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CHAPTER_10
商物流業務をも提案―― 物流事業
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CHAPTER_11
輸入貝類の取扱いは国内トップシェア ―― 水産加工品事業
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CHAPTER_12
TPPを契機に新たな海外マーケットを拓く。
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CHAPTER_13
4つの拠点で「欲しい」に応える
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CHAPTER_14
トップシェアを誇る生体家畜輸入 ―― 農畜産事業
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CHAPTER_15
農産品/調味料/蜂産品の開発輸入 ―― 農産加工事業
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CHAPTER_16
国内販売シェア8%の実績を誇る基礎原料 ―― 砂糖・原料事業
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CHAPTER_01
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戦略
「SOFCO-2030-」で目指すビジネスモデル
基盤事業の維持・強化に加え、商品開発・製造機能を強化し、機能型食料商社として事業の幅を広げると共に、海外マーケットへの進出を拡大させ、新たな価値とサービスを世界のお客様に提供する食の総合商社を目指します。
POINT
1. 基盤事業の発展と成長
製造/加工機能の強化
環境変化や生活者のニーズを掴んだ付加価値が高い商品の開発
2. 海外展開
双日海外現地法人・海外事業会社との共創
当社人材派遣によるビジネス拡大(米国・中国・豪州・ベトナム・タイ)
3. デジタル化への対応
DX(デジタルトランスフォーメーション)によるビジネスの高度化
E-コマース等新たな販売チャネルの創出
CHAPTER_02
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海外
さまざまな「食」の資源を世界から、そして世界へ
SOFCOではさまざま食料を世界から調達するばかりでなく、国産ならびに日本基準に適合した安全・安心な食料を、アジアを中心とする世界に向けて供給しています。そして、これを可能としているのが、総合商社・双日グループのグローバルネットワークです。
POINT
  • 45の国と地域にある双日グループの海外拠点と密に連携。
  • 世界中の食と食文化を作り出す。
CHAPTER_03
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事業
お客様のニーズに合わせて輸入開発 ―― 原料開発事業
原料開発事業では、基礎原料本部の扱う基礎原料をベースに、お客様のニーズにお応えするために原料開発を行い、輸入販売しています。価格、品質、生産効率の向上など、お客様のさまざまなニーズに一つひとつお応えすることを使命とし、ソリューションを提供しています。
POINT
[原料ブレンド]
砂糖に小麦粉、乳製品に砂糖など、お客様のさまざまなニーズにお応えしながら、海外でブレンドを行い、輸入販売しています。
[機能性原料]
高まる健康・機能性食品市場に応えるべく、食物繊維、高甘味度甘味料、乳酸菌、大豆蛋白、植物乳等の機能性原料の新規取扱い、提案営業を展開しています。
[乳製品]
冷菓、製菓用として、海外の乳製品、国内のバター、脱脂粉乳、加糖練乳を中心に取り扱っています。
[糖類・添加物]
海外の糖類・添加物などを国内外のお客様向けに販売しています。
[加工澱粉]
海外の澱粉を輸入し、麺類、魚のすり身製品の原料として販売しています。
CHAPTER_04
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事業
北米産冷凍牛肉の3割を輸入 ビーフ事業
北米産のショートプレートやカルビ、豪州産の加工用原料を中心に、それぞれのユーザーのニーズに適した素材を提供、牛丼、焼肉、ハンバーガー等、外食チェーン向けや、コンビニ弁当用、量販精肉売場での味付肉まで、幅広い商品においてサプライチェーンを支えています。
POINT
  • 日本が輸入する北米産冷凍牛肉の約3割を扱う、輸入牛肉ではトップシェアの事業。
  • 社会情勢や異常気象などめまぐるしい市況変動にあって安定した調達を確保、ユーザーとともに市場における信用を創造しています。
  • ユーザー起点の需要を開拓、サプライヤーとの強固な関係で、ニーズに的確に応える規格を提供、着実に顧客との取引関係を深めていきます。
  • 双日の海外拠点と連携し、成長市場である東南アジア、世界最大のマーケットである北米市場を視野に、海外での事業展開を目指します。
CHAPTER_05
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食肉
輸入原料の強みを活かして/ミートワンプロジェクト
ビーフ部やポーク部など当社の原料調達力と国内取引先メーカーの技術力を結集し、競争力の高い商品を開発、新たなマーケットを共創する目的で立ち上げたのがミートワンプロジェクト。ミートワンに出資する参画企業にとどまらず、それぞれの加工業態に突出した匠の技術を持つ業務提携先企業とともに、お客様のニーズに対応した商品をスピーディに開発、素早い市場投入を可能にします。ミートワンが監修するオリジナルブランド「肉一番」のほか、顧客PB商品のOEMも増えており、さらに手軽で美味しくみんなで楽しめる商品の開発をすすめていきます。
また、持続可能な社会の実現に向けて、2021年から植物性代替食品の開発にもチャレンジしています。高品質で手軽に美味しく召し上がれる料理をお届けする、ミートワンの新たな取組です。
POINT
  • 競争力の高い原料肉調達力を活かし、簡単調理で、お店の味が、お手頃価格でお楽しみいただける商品を開発し、新たな需要層を開拓、共創するのがミートワンの使命。
  • 業界における課題解決に積極的に取組むため、当社の原料調達力を磨くことはもちろん、ミートワンに参画しあるいは提携するメーカーがお互いに切磋琢磨し、加工、販売、物流などのノウハウを結集させることで、安心、安全な食材をより美味しくお手頃なお値段で日本の食卓に届けます。
  • ここで培った日本品質を海外でも提供する機会を創出し、ミートワングループの更なる成長を目指します。
CHAPTER_06
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事業
大豆雑豆/果実加工品/乾果物の開発輸入 農産原料事業
大豆・雑豆、果実加工品、乾果物等を各国より輸入し、国内メーカー、問屋等各種業態へ販売しています。
POINT
[大豆・雑豆]
北米・中国・東南アジアより輸入し、国内の大手メーカー、問屋向けに販売。大豆(食品用:豆腐・味噌・納豆他)については北米産を中心としながら、ロシア等の新たな産地開発にも取り組み、世界的な穀物需要の高まりに対応しています。
[果実加工品]
リンゴ・柑橘類の果汁、野菜エキス(人参他)、缶詰(アロエ・リンゴ・ナシ・みかん他)、その他冷凍品等の製品をお客様のニーズに合わせ各国より輸入、及び加工販売を行い、産地分散化を図り、安定供給体制の強化を図っています。
[乾果物]
レーズン、ナッツ(アーモンド・クルミ他)、その他マンゴー・パパイヤ他のドライフルーツ等の開発輸入販売を行い、新たな産地開発にも注力しています。
CHAPTER_07
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トピック
ベルギー産原料用チョコレート販売のトップクラスのシェア
輸入原料用チョコレートはベルギーなど海外から輸入し、販売しており、国内トップクラスのシェアを誇っています。 さらにチョコレート、製菓、冷菓の原料となる各種ココア製品の輸入、販売も行っています。
POINT
  • 近年では、限られた市場であるチョコレート原料に加えて、将来的な成長が期待できるカカオ製品市場開拓に注力しています。
  • 各種ココア製品の取扱いも大きく伸ばし続けています。
CHAPTER_08
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事業
多彩な商品を幅広い産地から輸入―― ポーク事業
北米及び欧州から冷蔵の精肉向け商品を食肉卸・量販向けに、冷凍の加工原料用商品をハムソーメーカーに向けに、 一次加工商品を外食チェーン向けに輸入調達しています。豚肉に加え、豚骨・豚脂・豚肉加工品等幅広い商品を取り扱いきめ細やかな対応でニーズにお応えしています。
POINT
  • ユーザーの商品規格の落とし込みやタイムリーな調達、北米・南米・欧州等主産地と成長著しいアジア市場を俯瞰した新産地提案などが強みです。
  • ポーク事業はビーフ事業と同様に、日本でトップクラスのシェアを誇ります。
CHAPTER_09
×
事業
お客様の「こんな物があったらいいな」を開発販売―― 食品卸事業
食品輸出入、卸事業ではお客様と一緒に国内外で開発した独自商品の製造・輸入・販売を行っています。扱っている品目は、焼き鳥、かき揚げ、白身フライ、イカフライ、串カツ、たこ焼きなどの冷凍加工食品から農水産缶詰(ジャム・トマト・ツナ等)、乾物、乾麺(パスタ・うどん・素麺・蕎麦・冷麦・春雨)、嗜好品(コーヒー・ティーバッグ等)、飲料、酒類、菓子、調味料(つゆ・みりん等)などのグロサリー商品。お客様のニーズに合わせ当社のネットワークを使い開発した商品を販売しています。
POINT
  • お取引先は、スーパーマーケット、CVS、ドラッグストア、外食チェーンなど多岐にわたり、他社では真似できない商品を開発し、ある時はメーカーとして、また卸会社として、また商社として様々な立場でお客様を満足させる機能こそが、SOFCOの食品卸 事業が目指している姿です。
  • 近年は開発した商品を輸出販売し、日本の食文化を世界 に向けて発信しています。
CHAPTER_10
×
事業
商物流業務をも提案―― 物流事業
SOFCOの物流事業の最大の特長は、単なる物流機能に留まることなく、食資材調達・メニュー開発から仕入物流、受発注、在庫、物流センター運営、データ管理、店舗納品に至るすべての機能を一元化されたシステム&サービスとして提供していること。バックヤード業務のトータル・アウトソーシング化を可能とすることで、外食・フードサービス企業様における業務効率化、経費削減のお役に立っています。
POINT
・最適な物流網の構築
北海道から沖縄まで全国20カ所以上の当社物流センターを拠点に、お客様の店舗展開に即した最適な物流センターを設置、物流コストの削減を図ります。
・情報システムの導入
インターネットを利用した汎用型の物流管理システムをご利用いただくことで初期投資はゼロ。既に使用されているシステムと連携し受発注、在庫、データの一元管理を簡単に実現することが可能です。
・商流・食資材の提案
国内外からの食材調達やメニュー開発はもとより、各種資材などグループネットワークを駆使しあらゆる提案を行います。
CHAPTER_11
×
事業
輸入貝類の取扱いは国内トップシェア ―― 水産加工品事業
水産品の原料から製品を世界各国より輸入し、国内の食品メーカー、外食チェーン、量販店等、各業態に幅広く販売しています。特に輸入貝類の取り扱いは国内トップシェアを誇り、原料の水揚げから製品の加工まで安定した品質にこだわって幅広いニーズに対応して販売しています。
POINT
  • 近年、水産資源の枯渇が問題となっていますが、世界各国の幅広いネットワークを駆使して優れた食材を輸入し、安定供給の構築に取り組んでいます。
  • また水産国である日本で築き上げた美味しい食材を世界にお届けすることを目指しています。
CHAPTER_12
×
トピック
TPP、TAG発効を契機に新たな海外マーケットを拓く。
TPP11発効や南米産牛肉の輸入解禁、将来の北米産牛肉の月齢制限撤廃など貿易環境の変化を見据えた事業展開を行なっています。
TPP11発効や南米産牛肉の輸入解禁、将来の北米産牛肉の月齢制限撤廃など貿易環境の変化を見据えた事業展開を行なっています。
2019年のTPPによる関税引下げを背景に、カナダ産牛肉を通じた畜肉加工品など新たなマーケットを創出する取り組みを行なっています。
さらにタイやベトナムに展開している双日のグループ企業を通じて、南米産牛肉を新たな主力原料とした加工品を現地および日本市場に供給していきます。2018年2月に設立した畜産関連事業を展開する(株)ミートワンとの協業もさらに強化していき、新たな食肉マーケットを取り込んでいきます。
POINT
  • TPP11、TAG発効を機に、競争力が増す、挽肉などの取り扱いも強化し、新たな価値を創造します。
  • 北米産、豪州、ニュージー産牛肉以外にも、スペイン、ポーランド産牛肉など、新産地の取り扱いを強化します。
  • TPPにベトナムが参画していることから、アジアでの現地加工など海外事業の取り組みも強化させていきます。
CHAPTER_13
×
地域
4つの拠点で「欲しい」に応える
SOFCOでは、多岐にわたる商品を日本全国に販売していくため東京に加えて、3つの支社を構えています。北日本支社は東北・北海道を担当し、名古屋支社は中部・東海エリア、関西支社は近畿以西沖縄までを担当しています。

当社が強みを持つ砂糖・糖化等基礎原料、畜産/農水産原料を担当エリアのお客様にお届けするために、地域に密着した営業を行っています。

また、エリア産品の国内外への製品販売、お客様の海外進出等のサポートなど、地域のお客様のニーズに応えた、きめ細やかなサービスを心がけています。
POINT
  • 名古屋支社では、中国での油調加工品、ベトナムでの水産加工品を多く取り扱い、米国・ロシアからの商品輸入及び、他支社同様に米国・東南アジア諸国への日本産品の輸出を検討中です。
  • 関西食料部では、タイ、中国製造の常温食品の開発輸入を多く手掛け、同国での業務用冷凍食品の取り扱い強化を進めています。
  • 北日本支社では、北海道・東北地区を市場だけでなく産地と捉えたビジネス構築を目指し、エリア内の農畜産水産物及びそれらの加工品を、海外含めたエリア外市場への販売を目標に取組んでいます。
CHAPTER_14
×
事業
トップシェアを誇る生体家畜輸入 ―― 農畜産事業
豪州及び北米から生体家畜を輸入し、国内肥育農家向けに販売。生体家畜事業では国内取引先とのタイアップで長年にわたりトップシェアを堅持、日本家畜輸出入協議会でも幹事会社を務めています。
POINT
  • 長年携わってきた豪州産素牛では優良な肉用牛の提供実績を背景に、今後牛肉消費が伸びていく成長著しい東南アジア市場を見据え、着々と供給体制構築を図っています。
CHAPTER_15
×
事業
農産品/調味料/蜂産品の開発輸入 ―― 農産加工事業
農産品、調味料、蜂産品等を各国より輸入し、国内メーカー、外食等各種業態へ販売しています。
POINT
[農産品]
顧客要望に基づき、冷凍、調理加工等の開発輸入を行い、中国、東南アジアを中心に最適なサプライチェーンを構築しています。また将来的な外部環境の変化に対応するため、ミャンマー等の新産地にてほうれん草他冷凍野菜の開発、供給体制の強化を図っています。
[調味料]
アサリ、昆布、ホタテ等の水産エキスをはじめ、世界有数のサプライヤーとの協業による酵母エキス、世界的需要が伸長している豌豆蛋白等を取り扱っています。
[蜂産品]
世界の養蜂地よりレンゲ、アカシア、またマヌカハニー等多岐に亘る種類の蜂蜜を取扱い、国内トップクラスのシェアを誇っています。
CHAPTER_16
×
事業
国内販売シェア8%の実績を誇る基礎原料 ―― 砂糖・原料事業
砂糖・原料事業では、基礎原料のうちの国内原料を取り扱っており、お客様の製品に使用されている主要原料の販売を行っています。当社で取扱う製菓・製パンの原材料(小麦粉、砂糖、油脂、乳製品など)のワンストップサービスを提供することで、お客様のさまざまなニーズにお応えしています。
POINT
[砂糖]
国内販売シェア8%の実績を誇る基礎原料のなかでも中心となっている商品です。製菓・製パンをはじめ飲料・タレなど食品原料として幅広い供給を担っています。
[異性化糖]
飲料・製菓・製パンなどの甘味料として幅広く使用されています。
[小麦粉]
製菓・製パン・製麺などに幅広く使用されています。